結婚内祝いの、のしは苗字のみ?他にもある名前の書き方を紹介
結婚祝いを頂いた場合、内祝いとして「のし」と呼ばれるのし紙を巻き、名入れして贈ります。
また内祝いは、のしに限らずさまざまなルールがあり、マナーを守れていないと失礼にあたる可能性があります。そこでこの記事では、結婚内祝いののしや名入れ、内祝いに関するさまざまなマナー・ルールと内祝いを贈る前に知っておくべきポイントや具体的な贈りものの選び方、内祝いののしに関する質問などもまとめて解説します。
結婚内祝いの名前の書き方|のし下
まずはのし下に書く名前の書き方について解説します。
具体的には、新姓の下に新郎新婦の名前を連名で書く、新姓のみ書く、新郎新婦の名前のみを書く、3パターンがあります。それぞれの書き方や注意点を踏まえて、順番に解説していきます。
新姓の下に新郎新婦の名前を連名で書く
具体的には、新姓の人を中央に書き、そのとなりにパートナーの名前を書きます。最近では、新姓を中央に書きその下に二人の名前を書く方法もあります。新姓と二人の名前が書かれていて、受け取った側も誰からの贈りものか分かりやすいため、どう書いたらよいか迷ったらこの書き方をおすすめします。
新姓(苗字)のみを書く
結婚後の新姓のみを書くパターンで、もっともシンプルな書き方です。
ただし注意点として、会う頻度が少ない方や近況を詳しく知っている間柄ではない場合、誰からの贈りものなのか分かりづらいため、その際はフルネームで書くのが無難でしょう。
新郎新婦の名前のみ連名で書く
新姓のみを書くパターンと似た書き方ですが、二人の名前のみ連名で書く方法もあります。シンプルでありながら、新郎新婦の名前が書かれているため、夫婦二人からの贈りものということが一目で分かります。
名前のみ連名で書く場合は、並べて中央に書くのが一般的とされているので注意しましょう。
結婚内祝いの表書きの書き方|のし上
結婚内祝いにおける表書きとは、贈りものの目的を表す役割があります。書く内容としては、結婚内祝や寿、内祝などがあり、毛筆や墨を使い書きます。また最近では、すでに表書きが書かれているのしもあります。
書く内容は贈るタイミングや相手によって書き分けるマナーがあります。たとえば、披露宴に招待しているかどうかでも分けられるので、それぞれ確認していきましょう。
当日の引き出物は「寿」を用いる
結婚式に参列頂いた方へ贈る引き出物には「寿」を使うのが一般的で、旧字体を用いると格式高い印象を演出できます。
自分で表書き上段を書く際は、毛筆や筆ペンなどを使い、濃く黒い墨で書く必要があります。薄い黒は不祝儀に使われるため、注意するようにしましょう。
後日郵送の引き出物は「結婚内祝」「内祝」「寿」を用いる
結婚式に参列していない方からお祝いを頂いた場合は、郵送で贈ることが多いでしょう。その際は「結婚内祝」「内祝」「寿」のいずれかを表書き上段に書き贈ります。また、結婚式に参列していない方へ内祝いを贈る際は「内祝」と書くことが多いので、迷ったら「内祝」としておくのが無難です。
注意点として、後日郵送で贈る場合遅すぎると失礼にあたるため、結婚式から1か月以内には贈りましょう。
結婚内祝いを旧姓で記入してもいい?
職場では引き続き旧姓を使用するなどの理由で、旧姓を記入したい方もいるでしょう。結論から言うと、旧姓を記入しても大丈夫です。
しかし結婚内祝いは、頂いたお祝いに対しお礼の気持ちを伝えるだけでなく、新しい苗字を伝える役割もあります。そのため、新郎新婦の苗字を連名で書いたり、配達伝票やメッセージカードに旧姓を書くなどの方法が好ましいでしょう。
両家の姓を連名で書く
基本的には新姓で書くのがマナーですが、どうしても旧姓を記入したい場合、両家の姓を連名で書くことで旧姓も記入できます。連名で書く際は、新郎の姓を右側に書き、新婦の姓を左側に書くのが一般的とされています。
職場では旧姓を使用する方やなじみのない新姓で贈ると誰からの内祝いなのかわからないのではないかと不安に思う方でも、この方法であれば旧姓も記入できるため、心配ないでしょう。
配達伝票やメッセージカードに旧姓を書く
のしには新しい苗字を書き、配達伝票やメッセージカードに旧姓を記入する方法もあります。そうすることで、マナーを守りつつもさりげなく旧姓も記入できるため、贈り主が一目で分かり、受け取り側の混乱も防げるでしょう。
また、両家の姓を連名で書く方法と同様に新姓も記入してあるため、お礼の気持だけでなく新しい苗字を伝える役割も果たせます。
結婚内祝いを贈る際の内のしと外のし
結婚内祝いを贈る際ののしをかける方法は2種類で、内のしと外のしがあります。それぞれ特徴は異なり、内祝いの渡し方によって向き不向きがあります。
とはいっても、内のし外のしに厳密なルールはないため、夫婦に合った方法で贈るとよいでしょう。それぞれの特徴について順番に解説していきます。
内のしの特徴
内のしは、贈る品物に直接のしをかける方法です。贈る際は、さらにその上から包装紙で品物を包むため、のしの汚れや破損を防げます。
郵送で内祝いを贈る際に、表書きや名前を隠したい方、のしの破損などが気になる方もいるでしょう。その点、内のしであれば、包装紙で品物とのしを包むため、表書きが外から見られないだけでなく、のしを保護して破損を防げます。
外のしの特徴
外のしは、包装紙で包んだあとに上からのしをかける方法です。包装紙の上からのしがかけられているため、一目で贈りものの目的や贈り主が分かります。
内のしの場合、包装紙を外さなければ内容物の確認ができません。その点、外のしは、外側にのしがかかっているため、包装紙を外さなくても贈りものの目的が分かります。
しかし、内のしのように表書きを隠すことやのしの保護はできないため、手渡しする場合の活用がおすすめです。
結婚内祝いを贈る前に知っておきたいこと
結婚内祝いは本来、幸せのおすそ分けとして贈るものでした。しかし現在では、頂いたお祝いに対するお返しとして贈る品物を表す言葉となっています。
そんな結婚内祝いですが、さまざまなマナーがあり、知らないと失礼にあたる可能性があります。そのため次は、結婚内祝いを贈る前に知っておくべきことについて解説していきます。
対象となる人
結婚内祝いを贈る対象となる人は、お祝いを頂いた方になります。現在では、結婚式を挙げず入籍のみで済ませる方も少なくありません。その場合、お祝いをもらった方に贈ります。
また、結婚式を挙げた場合で披露宴に参列して頂いた方には、引き出物を渡しているため、内祝いは必要ありません。
しかし、想定以上のご祝儀を頂いた方やご祝儀以外にプレゼントなどを頂いた際は、引き出物だけでは失礼にあたる場合があるため、関係性などを考慮して内祝いを用意してもよいでしょう。
また、お祝いを頂いていない方へ内祝いを贈る場合、お祝いの催促と受け取られる可能性があるため注意しましょう。
贈るタイミング
内祝いを贈るタイミングとしては、お祝いを頂いてから1か月以内が目安の期間となります。また基本的には、結婚式の前後にお祝いを頂くことが多いため、挙式後1か月以内には贈りましょう。
仕事や引っ越しなどで慌ただしい方や、結婚式までの期間が空いてる方などもいると思います。その場合は、結婚式は遅くに予定していることや、正式なお返しは遅くなる旨を事前に伝えておきましょう。
1番避けたいのは、内祝いの贈り忘れです。誰からいつ頃にお祝いを頂いたかをメモをするなどして必ず返すようにしましょう。なお、渡し方は手渡しでも郵送でも大丈夫です。
金額の決め方
結婚内祝いは、頂いたお祝いの半額程度が一般的です。しかし、両親や祖父母など身内からのお祝いに対しては、相場より低い金額でも問題ありません。
また、会社の上司や親戚から高額なお祝いを頂く場合もあるでしょう。その際は、頂いたお祝いの3分の1程度の金額が目安となります。高額なお祝いに対して半額程度のお返しとなると、負担になるだけでなく、かえって相手を恐縮させてしまいます。そのため、高額なお祝いに対しては3分の1程度で抑え、しっかりと感謝の気持ちを伝えることや、新婚旅行のお土産を持って挨拶に伺うなどの行動でお返ししましょう。
また、職場の部下など目下の方からのお祝いに対しては、お祝いと同額程度のお返しがマナーとなっています。そのほかにも、友人などから連名でお祝いを頂く場合もあるでしょう。その際は、お祝いの金額を人数で割り、その半額程度のお返しを個別で贈るのがマナーとなっています。
贈りものの選び方
金額の目安が分かったところで、どんな物を選べばよいのか分からない方もいると思います。内祝いの贈りものとしては、消え物と呼ばれる商品を選ぶのが一般的とされています。
具体的には、お菓子やコーヒーなどの食料品、タオルや洗剤などの日用品が挙げられます。また、選び方としては、贈りたい商品、もしくは相手側の好みを知っていればそのジャンルから選ぶとよいでしょう。
とくに、普段自分では買わない少し贅沢な品物だと特別感を演出できておすすめです。
TRUETOWELでは、実際にホテルでも使用されている良質な糸のみを使用するなど素材にこだわっており、洗濯を繰り返してもごわつかない質のよいタオルを取り揃えています。そのため、贈りものとして特別感を演出でき、喜んでもらえるでしょう。気になる方はぜひチェックしてみてください。
包装紙の選び方
内祝いは包装紙でラッピングして渡します。しかし、どんな包装紙を選べばよいのか分からない方もいると思います。
内祝いに関する包装紙について、明確な決まりはありません。そのため、相手に合わせて選ぶとよいでしょう。具体的な色味としては、ピンクや花柄などの明るい印象を演出できる色がおすすめです。
自分で選ぶのが難しい場合は、内祝いを購入した店舗やサイトで無料ラッピングに対応しているところもあるため、上手く活用しましょう。注意点として、白黒や白銀といった弔辞に用いられる色や、仏事に用いられる菊の花や百合の花の柄は避けるようにしましょう。
結婚内祝いののしに関するよくあるQ&A
次は、結婚内祝いののしに関するよくある質問について、対応も含めて解説します。
名前なしでも大丈夫?
名前の記入が無くても大丈夫なのか、気になる方もいると思います。
のしに名前を書く理由は、誰からの贈りものなのか分からなくなるのを防ぐため、
基本的に名前は書いた方がよいでしょう。
しかし、連名でのお祝いに対するお返しとして1人あたりの金額が少ない場合や、のしをつけるほど大袈裟なものでもないと、気がひける場合もあるでしょう。
その場合には、ラッピングを施して手渡しで渡すなど、臨機応変に対応しても問題はありません。
手渡しするときの注意点は?
内祝いを手渡しする場合の注意点としては、手提げ袋から出し、のしが相手側に向くように両手で渡すのがマナーです。また渡す際は、お礼の言葉を一言添えるとよいでしょう。
そのほかにも、急に訪問すると相手を焦らせてしまう可能性があります。事前にアポイントを取り、日程を合わせて伺うといった配慮も大切なポイントです。
郵送するときの注意点は?
お祝いを頂いた方が遠方に住んでいる場合や、日程が合わないなどの理由で内祝いを郵送で贈る際は、お礼状を添えるのがマナーとなっております。品物だけを贈ると失礼だと思われる場合もあるので、注意しましょう。
お礼状には、お礼の言葉や新生活の抱負、頂いた品物の活用の様子、旧姓も踏まえた新郎新婦の名前、新居の住所や連絡先などを記載します。また、忌み言葉などはお祝い事にふさわしくないため、使うのは避けましょう。
お礼状を書く際、ボールペンは筆跡が細いことから慶事などにはふさわしくないとされています。そのため、黒や濃紺の万年筆、インク式のペンの使用が無難です。
間違えたのしを贈ってしまった場合は?
間違えたのしを贈ってしまった場合、言い訳をせずしっかりと謝罪しましょう。
結婚内祝いは、のしと水引が印刷されたのし紙を選ぶのが一般的で、具体的には紅白か
金銀の水引10本で結び切りののし紙が挙げられます。しかし、のし紙にもさまざまな種類があり、間違えてかけてしまうこともあるでしょう。
そんなときには言い訳をせず、素直に間違いに対するお詫びの言葉を伝えましょう。慌てて言い訳をするとかえって相手に不快感を与えてしまうかもしれません。
まとめ
一般的に、結婚内祝いを贈るさいはのしをかけて贈ります。名前の書き方、にはさまざまなマナーがあり、対象となる人や贈るタイミング、金額の決め方、包装紙や贈りものの選び方について知らないと失礼にあたる可能性があります。
また、贈りものには、何がよいのか悩む方も多いと思います。そんなときは、普段自分では買わないような少し贅沢な品物を選ぶのがおすすめです。
ルールやマナーを守ることも重要なポイントですが、なによりも感謝の気持ちを込めて贈ることが大切です。
TRUETOWELでは、実際にホテルでも使用されている良質な糸のみを使用するなど、
素材にこだわっており、洗濯を繰り返してもごわつかない質のよいタオルを取り揃えています。そのため、贈りものとして特別感を演出でき、喜んでもらえるでしょう。気になる方はぜひチェックしてみて下さい。